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わずか1%の人にしか解けない激ムズ記憶問題! あなたは「直観像記憶力」を持っているか?

あなたは、記憶力にどれだけ自信があるだろう? こう聞くと、ほとんどの読者は「言われたことをどれだけキチンと覚えていられるか」といった能力のことを思い浮かべるはずだ。しかし、日本語ではあまり馴染みがないが、「直観像記憶」という少し異なる性質の記憶が存在するのだ。

■脳の特殊能力「直観像記憶」とは?

 直観像記憶(映像記憶)とは、簡単にいえば、目で見たものをまるで脳に写真を焼きつけるかのごとく鮮明に覚えることができる能力だ。直観像記憶に優れている人は、ある瞬間に見ていた光景を、脳のなかで正確に再現することができるため、その場にいなくても緻密にスケッチできたり、本を(そこに書かれた文字も含めて)紙面ごと記憶することができる。

 芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチ、発明家ニコラ・テスラ、数学者ジョン・フォン・ノイマン、作家ゲーテ三島由紀夫、作曲家ラフマニノフなど、圧倒的な才能を発揮した古今東西の重要人物たちも持っていたとされる直観像記憶。実は、幼少期の人間には普通に具わっている能力だが、6歳頃までに消失してしまう。ただし、ごく一部の者だけがその後も保ち続けることができる、まさに“特殊能力”というべき力なのだ。

 瞑想やイメージ訓練によって後天的に獲得することができる可能性も残されているというが、その詳しいメカニズムは、未だ謎のベールに包まれたままである。

■あなたは直観像記憶に優れている? テストしてみよう

【テストの画像などはコチラ→http://tocana.jp/2016/03/post_9182.html

 さて、今回紹介するテストは、あなたにこの直観像記憶が具わっているか否かを測るもの。では、次の画像をご覧いただこう。

 グレーのバックに、青と赤の点がランダムに並んでいる。まずはこの画像をじっくり見て、よく脳裏に焼きつけてほしい。

 そして次に、似ているが点の並びが異なるもう1枚の画像を見てみよう。ここに、1枚目の画像を思い出して頭のなかで重ねてみてほしい。ランダムに配置されていた赤い点の羅列が、1文字のアルファベットになって浮き上がってこないだろうか?

 いかがだろう。ここでアルファベットの「G」が思い浮かんだあなたは、まさしく直観像記憶に優れているということになるのだ。では、より正確を期すためにも、ほかのテストもやってみよう。簡単な英語なので、ぜひ挑戦してみてほしい。

【解説】 特に迷うのは3問目かもしれない。まずは、黒と白の四角が並んだ画像を見て、よく覚える。次に、四角の配置が異なる2枚目の画像が示されたら、思い浮かべた1枚目の画像と比較する。そして“両方の画像”で、ともに白だった四角がある場所を選べばよい。

 最後の問題を終えると、あなたが直観像記憶に優れた人物であるか、計測が開始される。そして、高い正答率を誇るわずか1%のなかに入れば、あなたの直観像記憶は極めて優れていることになり、もしも残りの99%の人間であれば、残念ながらあなたの直観像記憶は消失してしまったことになる。

 ちなみに編集部で試したところ、めでたく1名がこの1%に該当することが判明している。当人の話によれば、「日頃から取り組んでいる瞑想の効果が現れたのではないか」とのことだ。直観像記憶に優れていたあなたは、仕事や勉強でもその“特殊能力”を余すことなく利用することで、活躍の幅がグンと広がるかもしれない!?(編集部)

※画像は、Thinkstockより