トルコからシリアへ
密入国を試みたとして拘束され、強制送還された20歳代の日本人男性が24日夜、
イスタンブール発の便で
関西空港に到着した。
報道陣から「(
イスラム過激派組織の)『
イスラム国』に行こうとしたのか」と問われると、男性は「してない」と短く答えた。
男性は
和歌山県在住。同県警は捜査員を
関空に派遣、帰国した男性に同行を求め、県内の警察関係施設で任意で事情を聞いた。
県警によると、男性は「日本での生活に嫌気がさし、海外に行けばどうにかなると思った」と渡航理由に言及しながら、「ただ、事前に外国人とやりとりをしたわけではない」などと話しているという。
男性は、トルコ南部ガジアンテップの対シリア国境付近で22日にトルコ軍警察に拘束された。男性は
フェイスブックを通じて「
イスラム国」関係者と連絡を取っていたなどと、トルコ国内で報じられていた。